民法の知識は大切です

税理士である祖父は民法にはうるさくて
私が大学に入って、民法の授業をとっているのを知ると
休みに実家ヘ戻ってくるたびに、民法◯条の条文を言ってみろとか、
我妻栄先生の本のドコソコにこう書いてあるとか、
孫にも大好きな民法の話しをしたかったのでしょう。

しかし、自分の著書をただ棒読みする大学の授業に飽きてしまったのと
そもそも経済学部で民法の単位を取る必要がなかったこともあり、
やっておかないといけないとは思いつつ、学生時代は十分やらずに終ってしまいました。

民法の特別法である商法(会社法)は、実務にもすぐに活かせるので好きでしたが、
この所、実務で民法に関する知識が問われることが多くなりました。
物権法、債権法、親族・相続法など、
わからないことがある度に、その場で調べたり、弁護士の先生に教えて頂いたり。
あの時、祖父の言うように民法をもっと腰を添えてやっておけばよかったと、後悔しています。

今回出版した書籍にも、もう少し民法の視点を折こめればよかったのかなぁ、
と今更思います。もう少し余裕ができたら民法をじっくりやりたいです。

「じゃあ、いつやるの？、今でしょ！」
そんなこと言われても他にもやることあるんだよ！(言い訳ですよね)